2011年12月19日月曜日

狭間

最近、青年期と中年期の狭間にいる気がします。
若い人と話してると、ロック=反抗、的なことを感じます。
それは、僕も多かれ少なかれ通ってきた道なので分かります。
でも、結局のところ、僕にとって一番大事だったのは音楽自体でした。
つまり、自分が思い描く音楽を形にしたいという衝動です。
それはほぼ完全に直感的なことでして、色々精神論を後付けでこじつけられるんでしょうけど、詰まるところ、純粋に音に集約されると思います。
こう書くと、昔の自分なら、反抗を諦めたつまらない「大人」になったとでも吐くのかもしれません(笑)。
でも、僕はもうそういうことにあまり関心がないんですね。
表に出したくてうずうずする音、想像するとわくわくする音、自分が囲まれたい音、それを形にしたいだけなんです。
ただそれだけです。
それは明るく楽しい音ばかりではないですけどね。
どの道、自分が意図しなくても、「自分」の何かしらが、その音に出ると思うんです。
きっと自分が想像しているよりも遥かに。
バンドもそうだと思います。
「こういうバンドの音にしよう」なんて思っているより遥かに、バンドの音はバンドの人間自身、バンドの人間関係等々を、赤裸々に露にすると思います。
じゃあ、もう何も考えないで、流れに完全に身を任せるかと言えば、そうはしないですし、「意志」とやらを重視しますが・・・
まあ、「エゴ」ですかね。
それも見事に音に表れるんでしょうね。
そう思うと、ロック=反抗、というよりロック=エゴな気がしてきました。
まあ、ロックがどうだとか、そんなのも、もうでーでもいいんですけどね。
とにかく僕は美しい音を出したい。

個人プレーの日


けいすけです、こんにちはー。番外編ですが、こないだの日曜日はメンバーのソロ活動が二つありました。

ご存じの方もいるかと思いますが、我らがユミ氏は「Your Last Chickenのパーカッション」「パン職人」「ユミムペポ」の他に、「日本舞踊坂東流名取・坂東香寿由(ばんどうかずゆう)」という肩書きを持っています。昨日は葛飾区の地区センターで行われた発表会を観に行きました。坂東友女香寿(ばんどうゆめかず)という大変美人な先生のささやくような司会に沿って、ちびっ子からおばあちゃんまで次々と生徒さんが真剣に踊りを披露していきました。日舞について詳しいことは分からないですが、ゆっくりでしなやかな動きがとても印象的で、素直に美しいと思いました。やっぱりみなさん姿勢がすばらしい。

香寿由の踊りは20分にも及ぶ長編で、傘などの道具も用いた豪華な内容でした。踊りの題名は「鷺娘」で、鷺が娘に変身したり、恋しちゃったり、地獄に落ちて魔物と戦ったりするなんともファンタジックなストーリーらしい。最後は死んでしまうのですが・・・。優雅な振袖姿をカメラでとらえたかったのですが、タイミングを見逃してしまったため、移動時のお召しものの写真で許してください。ユミ氏ご苦労様でした。


次に私、ヒナミケイスケの久しぶりのソロライブでした。たまたま近くの小岩でしたので、時間差で日舞も観覧できラッキーでした。なにかと付き合いの長い、關伊佐央氏企画のイベントのタイトルは「日々の余剰」。ハコはbush bash。一人で歌うことは震災直後のチャリティー以来でしたので、その日はもわぁっと緊張していましたが、ステージ自体は意外と落ち着いて挑めたのでホッとしています。それでも、フロントの緊張感は違うし、ましてや日々ソロで頑張ってる人はやっぱりすごいなぁ、と改めて実感しました。クリスマスの歌も一曲やりました。

共演の方々にも感謝。佐立努さんの間、大野まどかさんの美声、スッパマイクロパンチョップさんの貫禄、關伊佐央さんの情緒が印象深く残る日でした。あと、bush bash近くのタイ焼き屋さんが美味。栗餡と小豆をいただきましたが、イモとクリームも捨てがたかった。いずれ必ず!

2011年12月18日日曜日

後日談

さて、こういう訳で、奮発してBlueのBaby Bottleを買いました。

それで、わくわくしながら、いざ自宅で機材につなぎ、ギターの音を拾ってみたのですが・・・
全然良い音に聴こえない・・・
これは、かなりショックを受けました・・・
もちろん高域が硬い感じはないのですが、どんより暗くて、抜けが悪い・・・
MXL 990と比べても、値段の差だけ決定的な音質の違いがあるかと言うと・・・
ない・・・
一番心配していたことが起こりました。
つまり、自分の宅録環境が悪くて、このマイクの良さを引き出せないんです。
そこで思い返してみると、テストをした楽器店では、両方とも防音室でテストをしました。
池部さんではそこまで高そうでないミキサーに通してましたが、Power Recに至ってはかなり高級なプリアンプに通していました。
だから、その環境と同じ音が出せるわけがなかったんです・・・
冷静になれば当たり前なんでしょうけど、大きい買い物をする勢いに乗っていましたので・・・
一瞬楽器店を恨みました。
こうやって高いものを買わせるんだな、と。

しかしせっかく高いものを買ったわけなんで、諦めるわけにもいかず、いざ宅録環境の改善に動き始めました。
まず、凹凸が付いたスポンジのマットを買って来ました。
最近良く見るリフレクションフィルターというのをDIYで作ってしまおうというわけです。
さすがに2万とか3万円を出す気にはなれませんでした。
更に、録音をするときに背後にある木製の引き戸二枚を毛布で覆うことにしました。
更に、ラグを弾いているリビングの方が何故か普段からギターの音が良く聴こえる気がしていたので、足元にもカーペットを敷きました。
全部で3000円くらいでしょうかね。
それで、今日いざテストをしてみたわけですが・・・
これが違うんです。
明らかに音が変わります。
更に色々とマイクの位置や、ギターを向ける方向等を調整していったら、かなり可能性を見出せました。
最適な設定を見つければ、楽器店の防音室ほどとまでは言えませんが、それに近い音で録音ができそうです。
かつ、期待していなかったのですが、今までかなり気になっていた、家のすぐ前を通る電車の音も、気が付けば、大幅に軽減されていました。
めでたし、めでたし。
と言いたいところですが、まだ試行錯誤は続くでしょう。

ついでに最後に一言書いておくと・・・
こういう問題があるからこそ、RodeのNT2やBlueのBluebird、あるいはその他の入門クラスのマイクがあるんだと思いました。
ハイ上りなキャラも然りです。
平均的な宅録環境を考えると、ああいう風に高域を持ち上げて、低域を削るのは合点がいきました。
やはり普通の住宅環境だと、音が反射してしまって、不要な低域が混ざってしまい、高域も抜けが悪くなるんでしょう。
この点を加味すると、手軽にコンデンサーマイクの醍醐味を味わうという意味では、僕が批判してきたマイクも決して悪いものではないと思います。
面倒くさいことをしたくない人にはむしろ勧めます。
面倒くさいことをたくさんしないと、僕が勧めるマイクは全然良さを発揮できません。
むしろ高いお金を出してもがっかりするだけだと思います。

ではでは、マイクを求める旅のシリーズを読んでくれた皆さんも良いマイクが見つかることを願います。
来年半ばには新しいマイクで録音した作品を出す予定なので、それを聴いてみてくださいな。

Blue Baby Bottle

さて、最後にテストしたのがBlueのBaby Bottleです。
正直、Bluebirdが好きになれなかったので、一つ上の価格帯だとしても、あまり期待はしていませんでした。
しかし、知り合いのエンジニアが勧めてくれたので、これを試さずにSennheiserに決めてしまうのは悩みました。
値段も一万円ほど高いのですが、長く使うであろう、主戦力のマイクを買うわけですから、後悔したくありませんでした。
しかし、池部POWER RECではちょうど品切れでしたので、後日渋谷Rock Onに行きました。

MK4とBaby Bottleの一騎討ちになりました。
結論から言うと、Baby Bottleの方が更にバランスが良いと思いました。
まず、薄くならない範囲で低域がMK4よりも更に締りが良いです。
MK4>AT4040の順で、良くなってきた低域の締りと硬すぎずにかっこいいアタックとエッジ感が、ここに来て、「これだ」と言えるレベルまで来ました。
高域は、僅かに、ハイ上りなマイクのヒリヒリする感じが感じれそうな気配がありましたが、気になるほどではなく、不自然な感じもしませんでした。
MK4の方が高域は自然ですが、実際にオケのなかでボーカル等を鳴らすことを考えると、ちょっとエンハンスされていても、埋もれるよりは抜けた方がいいだろうと思いました。
店員さんも、防音等特に何も施していない宅録環境と、生楽器中心のバンドスタイルを説明したら、抜けの点でBaby Bottleが良いだろうと勧めてくれました。
店員さん曰く、MK4は低音が豊かで解像度が良いらしいのですが、普通の宅録環境と機材では、その威力を発揮できないだろうとのことでした。
Baby Bottleの低域のまとまり具合は、正にそこを意識して、宅録ユーザー向けに程よく抑えられている感じがしました。
この二本のマイクについては甲乙はつけ難いです。
ただ、僕の録音状況を考えると、一万円を足しても良いと思えるプラスアルファがありました。
Baby Bottleは、とても自然で、バランスが良く、スマートにまとまったかっこ良さがありあます。
超厳密に言えば、かっこ良く聴こえる色づけがされています。
MK4に比べると、色づけをやや感じます。
しかし、「ハイ上り」だとか「ドンシャリ」という極端な色づけではなく、自然さを犠牲にしない色づけです。
ビンテージな雰囲気を出すにはややハイファイで合わないかもしれませんが、今の生楽器中心の音楽にはとても合っていると思います。

Sennheiser MK4

さて、いよいよ終盤です。
そろそろ、このブログもマイクレビュー以外のことも書きたいので(笑)

ここまでのマイクはすべて渋谷の池部楽器店、POWER RECさんで試させてもらいました。
そのなかで最後にテストしたのがSennheiser MK4でした。
ここまでのテストをまとめると、Rode NT2とBlue Bluebirdはハイ上りで、音が不自然で、硬めでした。
AKG C-214は、滑らかな音質が魅力的でしたが、滑らか過ぎて、僕の芯のない声に合わず、マーチンの音はしゃみしゃみし過ぎました。
Audio-Technica AT4040は、低音から高音までバランスが良かったのですが、ちょいブーミー、かつキャラがなさすぎで味気ない音でした。

それで、期待のSennheiser MK4を試したのですが、これがとにかく一番バランスが良かったです。
まず、間違いなくハイ上りではないのですが、高音も十分に自然に伸びます。
オケに埋もれることとはありません。
RodeやBluebirdみたいにミッドが薄く、ドンシャリになることもありません。
そして、一番良かったが、低音の締り具合です。
低音が弱いことはないのですが、程よくバランスが取れていて、ちょうど良いんです。
AT4040みたいに、アコギの低音が暴れることがなく、締りが良いです。
かつ、C-214みたいに、滑らか過ぎてアタックが消えてしまうこともなく、程よい硬さというかエッジ感が出ます。
ボーカルも同じく、低音は出るのですが、すっきりしていて、高音も耳障りな高音がなく、自然に程よい丸みがありあす。
AT4040の不満点を見事に解消してくれる上に、不自然でない、スマートでバランスの良いキャラがあります。
僕の主観的な印象ですが、アメリカ、UK、J-POPのなかで言うならば、アメリカっぽい雰囲気の音楽に一番合う気がします。
というわけで、ここまででは間違いなく第一候補になりました。
酔いしれるほど素晴らしい音とまではいきませんでしたが、値段を考えれば素晴らしいのではないでしょうか。
まだ発売されたばかりで、ネットにもあまりレビューがなく、正直半信半疑でしたが、ちらほらと、今後の宅録の標準になるのではないかという意見に同感です。

2011年12月15日木曜日

Blue Bluebird, Rode NT2

さて、次はこの二本です。
レビューをまとめたのには理由があり、要は二本とも似た傾向のマイクであり、今回の候補からいち早く脱落しました。
簡単に言えば、入門機に多いと思われる、ハイ上がりな音です。
歌だと、特にオンマイクで歌うと、高域が強調されているのが如実に感じられます。
高域がヒリヒリします。
子音がキツく聴こえます。
声の周りで静電気がビリビリしてる感じです。
僕にはかなり不自然に聴こえました。
これをエアー感と呼ぶ人もいるかもしれませんが、僕には明らかに、
高域をブーストしたようにしか聴こえません。
AKGみたいなフワリとした空気感とは全然違います。
かつ、滑らかさ、温かみ、立体感もあまり感じられませんでした。
Bluebirdに関しては、アコギの音の印象が悪くて、すぐ却下したので、実はこれ以上細かいことも覚えていません。
とにかくAT4040に比べると、線が細く、キンキンした音です。
エッジ感が欲しいのはありますが、尖った細いエッジではなく、少しだけ角が丸まった断面のあるエッジです。
極端に分かりやすく言うと、この二本は針です。
AT4040は、円筒です。
C-214は、先が丸まった棒です。
NT2も同じでした。
強いていうならば、持っているMXL 990に一番近かったです。
この二本は、AT4040と後日書くSennheiser MK4とは明らかにクラスの違いを感じました。
しかし、これまた後日書きますが、この二本が一概に悪いというわけではありません。
ただ僕は今のマイクとの大した差を感じれなかったので、特に魅力を感じなかったということです。
ましては、三倍以上のお金を出して買うものではないと思いました。

2011年12月14日水曜日

AKG C-214

さて、次はAKG C-214です。
このマイクは、候補の中で一番高いマイクでした。
しかし、高いだけあって、他の候補にはない魅力がありました。
それは音の滑らかさです。
圧倒的に滑らかで、柔らかく、薄いベールがかかったような音です。
自分の声と周りの空気に境界がなく、滑らかに連続してる感じです。
かと言って抜けが悪いわけでもなく、低音がとりわけ弱いわけでもなく、高音も極めて滑らかで自然です。
しかし、逆に滑らか過ぎて、僕みたいな、芯ないし輪郭がない、もわっとした声は、アタックがなさ過ぎて困ります。
多分オケに埋もれてしまって、存在感がなくなってしまうでしょう。
敢えて空気みたいにオケに馴染む、透き通る感じをだしたいならいいのですが。
要は歌が上手くないと駄目なんだと思います。
かつ、僕のマーチンとも相性が悪く、音がシャミシャミし過ぎます。
アタック感、エッジ感もかなり出ません。
80年代のオベーションのエレアコみたいな音になります。
それが好きな人もいると思いますが、それは明らかに僕のギターの音ではありませんでした。
総じて、かなり色付けの強いマイクだと思います。
しかし、仕上がりは相当自然で、美しい音です。
酔えます。
でも原音には忠実ではありません。
これがAKGのキャラなのでしょうかねえ。
マーチンのギターはそもそもガッツがあるギブソンとかに比べてシャミシャミしてると思うので、それが下手に強調されすぎちゃいます。
これなら、多少音質がつまらなくても、多少固さがあるというか角が立つAT4040の方がまだ僕には向いてると思いました。

2011年12月13日火曜日

Audio-Technica AT4040

最初にレビューするのはAudio-TechnicaのAT4040です。
多くの方が、最初の一本として薦めるのが分かる気がします。
全帯域に渡りバランスがよく、癖がなく、良い意味で中庸なマイクです。
他のマイクのレビューでも書きますが、高域が不自然にブーストされてヒリヒリする感じはまったくありません。
低域から中域も十分で、音はなかなか太いと思います。
音質もなかなか自然で、変な色づけがなく、鳴っている原音にかなり近いと思います。
しかし、原音の質が悪いと、録音の質も当然悪くなりそうです。
例えば、僕のマーチンのアコギは、まだ新しくて乾いてなく、低域の締りが悪いです。
低音を弾くと、ばい~ん、ぼい~んと暴れて、締りの良いエッジ感が出ません。
その感じがもろに出ます。
かつ、音に色気がありません。
エレキギターを弾いている人に分かりやすい書き方をすると、ジャズコみたいな音です。
素直(過ぎ)で、エフェクターで色々加工できますが、そのままでは、80年代のコーラスをかけたクリーントーンや、パキパキのカッティング等を目指していない限り、良い音とはあまり言えないと思います。
チューブアンプのコンプレションと歪がかかった音の丸み、滑らかさはないですよね。
やはり、ブルージーな音や、心地よいクランチサウンドを出したいときは、どうしてもチューブアンプになります。
それに似てます。
原音が良ければいいのかもしれませんが、最低限のキャラクターや色づけが欲しい人にはちょっと物足りないと思います。
ですが、後から積極的にイコライザーやエフェクターで音を加工する人には、どうにでも加工できる原音に近い音を録音できるという意味で悪くないと思います。
それと、僕のなかの激安マイク代表MXL 990と比べると、比べ物にならないくらいレンジが広く、とにかく太くてふくよかな音がします。

コンデンサーマイクのレビュー~前置き編

普段あまり、自分の使用機材について公の場で語ることはないのですが、次作のクオリティを上げるためにマイクを新調しようと思い、色々と人にアドバイスを求めたり、実際に楽器屋でマイクを試聴するなか、ぽつぽつと反響があったので、レビューを書きます。機材に関心がない一般の方には面白くないと思いますが、まあ、音楽をやってる人間はこういうことも色々やってるんです、ってことで・・・

最初に、書いておきますが、やはりマイクは、使う人の環境、求める音、好みが結局のところ一番大事であって、絶対的な基準はやはりありません。
僕の場合は、主に、歌とアコスティックギター(マーチンのドレッドノート)、その他生楽器を録音するのが目的で、音源を聴いてもらうと分かると思いますが、基本的に静かめで繊細な楽曲が中心です。
と言いつつも、今回のマイクテストで分かったのですが、声ないし楽器の音を忠実に再現するという観点からすると、やはりマイクのクオリティの最低ラインはあると思います。
安くて良いマイクもあるとは思いますが、テストしたマイクには1万円のマイクとは素人が聞いても十二分に分かる差があり、説明し難いですが、「ああ、なるほど」と思えます。
良い音で録音すれば後からどうにでもミックスでいじれますが、もとから悪い音には音を良くする限界があると思います。

さて、マイクの購入にあたり、候補に挙がった機種を書いておきます。実売価格が3万円から5万円くらいの、脱初級から中級クラスの価格帯でしょうか。

・AKG C-214
・Blue Baby Bottle
・Blue Bluebird
・Audio-Technica AT4040
・Rode NT2000(実際テストしたのは旧NT2)
・Sennheiser MK4

これまで主に使っていたのはMXLという新興メーカーの990という8500円くらいの激安マイクです。
初めて使うコンデンサーマイクだったので、当初は、そもそもダイナミックマイクとの違いに感動して、使い続けていたのですが、徐々に問題点が見えてきました。
まず、音が硬いです。
角が立っていて、例えばアコギの強いストロークとかでは音がバキバキして痛いです。
音に立体感、奥行きがなく、平坦です。
低域から中域あたりの解像度が低いせいか、そこら辺の帯域の音の分離が悪く、かたまりに聴こえます。
あとは、まあ全体的に高域が強いです。
まあ、ドラムとかには使いようはあるのかもしれません。
このせいで、僕はずっとミックスで、抜けが悪いのを極端なイコライジングでどうにかしようとしてました。
結果として、子音がかなりきつく聴こえるミックスになっていました。
それはそれで、レトロな感じで好きでしたが。
しかし、今回のマイクテストで、もっと自分の好みに合うマイクがあるということが分かりました。