2010年12月29日水曜日

村上春樹

今日、村上春樹についての番組で面白いコメントがありました。
一言一句覚えてないんですが・・・

色々な人と出会い、別れていく毎に、その人との関係が終わり、いわば自分にとってその人は死ぬ、と。
その関係の未来が断ち切られ、あるはずだったものが終わり死ぬ。

自分で書いていてよく分かりましたが、いかにも村上春樹らしい感覚だと思います。
何か本質的なものに辿りつきそうで、実はたぶん何にも辿りつかない。
思考の使い道のない部分を鍛えるニッチエキササイズ、面白そうな迷い道、騙し絵。
僕にとって村上春樹の小説はかつてそういうものでした。

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