2011年12月19日月曜日

狭間

最近、青年期と中年期の狭間にいる気がします。
若い人と話してると、ロック=反抗、的なことを感じます。
それは、僕も多かれ少なかれ通ってきた道なので分かります。
でも、結局のところ、僕にとって一番大事だったのは音楽自体でした。
つまり、自分が思い描く音楽を形にしたいという衝動です。
それはほぼ完全に直感的なことでして、色々精神論を後付けでこじつけられるんでしょうけど、詰まるところ、純粋に音に集約されると思います。
こう書くと、昔の自分なら、反抗を諦めたつまらない「大人」になったとでも吐くのかもしれません(笑)。
でも、僕はもうそういうことにあまり関心がないんですね。
表に出したくてうずうずする音、想像するとわくわくする音、自分が囲まれたい音、それを形にしたいだけなんです。
ただそれだけです。
それは明るく楽しい音ばかりではないですけどね。
どの道、自分が意図しなくても、「自分」の何かしらが、その音に出ると思うんです。
きっと自分が想像しているよりも遥かに。
バンドもそうだと思います。
「こういうバンドの音にしよう」なんて思っているより遥かに、バンドの音はバンドの人間自身、バンドの人間関係等々を、赤裸々に露にすると思います。
じゃあ、もう何も考えないで、流れに完全に身を任せるかと言えば、そうはしないですし、「意志」とやらを重視しますが・・・
まあ、「エゴ」ですかね。
それも見事に音に表れるんでしょうね。
そう思うと、ロック=反抗、というよりロック=エゴな気がしてきました。
まあ、ロックがどうだとか、そんなのも、もうでーでもいいんですけどね。
とにかく僕は美しい音を出したい。

個人プレーの日


けいすけです、こんにちはー。番外編ですが、こないだの日曜日はメンバーのソロ活動が二つありました。

ご存じの方もいるかと思いますが、我らがユミ氏は「Your Last Chickenのパーカッション」「パン職人」「ユミムペポ」の他に、「日本舞踊坂東流名取・坂東香寿由(ばんどうかずゆう)」という肩書きを持っています。昨日は葛飾区の地区センターで行われた発表会を観に行きました。坂東友女香寿(ばんどうゆめかず)という大変美人な先生のささやくような司会に沿って、ちびっ子からおばあちゃんまで次々と生徒さんが真剣に踊りを披露していきました。日舞について詳しいことは分からないですが、ゆっくりでしなやかな動きがとても印象的で、素直に美しいと思いました。やっぱりみなさん姿勢がすばらしい。

香寿由の踊りは20分にも及ぶ長編で、傘などの道具も用いた豪華な内容でした。踊りの題名は「鷺娘」で、鷺が娘に変身したり、恋しちゃったり、地獄に落ちて魔物と戦ったりするなんともファンタジックなストーリーらしい。最後は死んでしまうのですが・・・。優雅な振袖姿をカメラでとらえたかったのですが、タイミングを見逃してしまったため、移動時のお召しものの写真で許してください。ユミ氏ご苦労様でした。


次に私、ヒナミケイスケの久しぶりのソロライブでした。たまたま近くの小岩でしたので、時間差で日舞も観覧できラッキーでした。なにかと付き合いの長い、關伊佐央氏企画のイベントのタイトルは「日々の余剰」。ハコはbush bash。一人で歌うことは震災直後のチャリティー以来でしたので、その日はもわぁっと緊張していましたが、ステージ自体は意外と落ち着いて挑めたのでホッとしています。それでも、フロントの緊張感は違うし、ましてや日々ソロで頑張ってる人はやっぱりすごいなぁ、と改めて実感しました。クリスマスの歌も一曲やりました。

共演の方々にも感謝。佐立努さんの間、大野まどかさんの美声、スッパマイクロパンチョップさんの貫禄、關伊佐央さんの情緒が印象深く残る日でした。あと、bush bash近くのタイ焼き屋さんが美味。栗餡と小豆をいただきましたが、イモとクリームも捨てがたかった。いずれ必ず!

2011年12月18日日曜日

後日談

さて、こういう訳で、奮発してBlueのBaby Bottleを買いました。

それで、わくわくしながら、いざ自宅で機材につなぎ、ギターの音を拾ってみたのですが・・・
全然良い音に聴こえない・・・
これは、かなりショックを受けました・・・
もちろん高域が硬い感じはないのですが、どんより暗くて、抜けが悪い・・・
MXL 990と比べても、値段の差だけ決定的な音質の違いがあるかと言うと・・・
ない・・・
一番心配していたことが起こりました。
つまり、自分の宅録環境が悪くて、このマイクの良さを引き出せないんです。
そこで思い返してみると、テストをした楽器店では、両方とも防音室でテストをしました。
池部さんではそこまで高そうでないミキサーに通してましたが、Power Recに至ってはかなり高級なプリアンプに通していました。
だから、その環境と同じ音が出せるわけがなかったんです・・・
冷静になれば当たり前なんでしょうけど、大きい買い物をする勢いに乗っていましたので・・・
一瞬楽器店を恨みました。
こうやって高いものを買わせるんだな、と。

しかしせっかく高いものを買ったわけなんで、諦めるわけにもいかず、いざ宅録環境の改善に動き始めました。
まず、凹凸が付いたスポンジのマットを買って来ました。
最近良く見るリフレクションフィルターというのをDIYで作ってしまおうというわけです。
さすがに2万とか3万円を出す気にはなれませんでした。
更に、録音をするときに背後にある木製の引き戸二枚を毛布で覆うことにしました。
更に、ラグを弾いているリビングの方が何故か普段からギターの音が良く聴こえる気がしていたので、足元にもカーペットを敷きました。
全部で3000円くらいでしょうかね。
それで、今日いざテストをしてみたわけですが・・・
これが違うんです。
明らかに音が変わります。
更に色々とマイクの位置や、ギターを向ける方向等を調整していったら、かなり可能性を見出せました。
最適な設定を見つければ、楽器店の防音室ほどとまでは言えませんが、それに近い音で録音ができそうです。
かつ、期待していなかったのですが、今までかなり気になっていた、家のすぐ前を通る電車の音も、気が付けば、大幅に軽減されていました。
めでたし、めでたし。
と言いたいところですが、まだ試行錯誤は続くでしょう。

ついでに最後に一言書いておくと・・・
こういう問題があるからこそ、RodeのNT2やBlueのBluebird、あるいはその他の入門クラスのマイクがあるんだと思いました。
ハイ上りなキャラも然りです。
平均的な宅録環境を考えると、ああいう風に高域を持ち上げて、低域を削るのは合点がいきました。
やはり普通の住宅環境だと、音が反射してしまって、不要な低域が混ざってしまい、高域も抜けが悪くなるんでしょう。
この点を加味すると、手軽にコンデンサーマイクの醍醐味を味わうという意味では、僕が批判してきたマイクも決して悪いものではないと思います。
面倒くさいことをしたくない人にはむしろ勧めます。
面倒くさいことをたくさんしないと、僕が勧めるマイクは全然良さを発揮できません。
むしろ高いお金を出してもがっかりするだけだと思います。

ではでは、マイクを求める旅のシリーズを読んでくれた皆さんも良いマイクが見つかることを願います。
来年半ばには新しいマイクで録音した作品を出す予定なので、それを聴いてみてくださいな。

Blue Baby Bottle

さて、最後にテストしたのがBlueのBaby Bottleです。
正直、Bluebirdが好きになれなかったので、一つ上の価格帯だとしても、あまり期待はしていませんでした。
しかし、知り合いのエンジニアが勧めてくれたので、これを試さずにSennheiserに決めてしまうのは悩みました。
値段も一万円ほど高いのですが、長く使うであろう、主戦力のマイクを買うわけですから、後悔したくありませんでした。
しかし、池部POWER RECではちょうど品切れでしたので、後日渋谷Rock Onに行きました。

MK4とBaby Bottleの一騎討ちになりました。
結論から言うと、Baby Bottleの方が更にバランスが良いと思いました。
まず、薄くならない範囲で低域がMK4よりも更に締りが良いです。
MK4>AT4040の順で、良くなってきた低域の締りと硬すぎずにかっこいいアタックとエッジ感が、ここに来て、「これだ」と言えるレベルまで来ました。
高域は、僅かに、ハイ上りなマイクのヒリヒリする感じが感じれそうな気配がありましたが、気になるほどではなく、不自然な感じもしませんでした。
MK4の方が高域は自然ですが、実際にオケのなかでボーカル等を鳴らすことを考えると、ちょっとエンハンスされていても、埋もれるよりは抜けた方がいいだろうと思いました。
店員さんも、防音等特に何も施していない宅録環境と、生楽器中心のバンドスタイルを説明したら、抜けの点でBaby Bottleが良いだろうと勧めてくれました。
店員さん曰く、MK4は低音が豊かで解像度が良いらしいのですが、普通の宅録環境と機材では、その威力を発揮できないだろうとのことでした。
Baby Bottleの低域のまとまり具合は、正にそこを意識して、宅録ユーザー向けに程よく抑えられている感じがしました。
この二本のマイクについては甲乙はつけ難いです。
ただ、僕の録音状況を考えると、一万円を足しても良いと思えるプラスアルファがありました。
Baby Bottleは、とても自然で、バランスが良く、スマートにまとまったかっこ良さがありあます。
超厳密に言えば、かっこ良く聴こえる色づけがされています。
MK4に比べると、色づけをやや感じます。
しかし、「ハイ上り」だとか「ドンシャリ」という極端な色づけではなく、自然さを犠牲にしない色づけです。
ビンテージな雰囲気を出すにはややハイファイで合わないかもしれませんが、今の生楽器中心の音楽にはとても合っていると思います。

Sennheiser MK4

さて、いよいよ終盤です。
そろそろ、このブログもマイクレビュー以外のことも書きたいので(笑)

ここまでのマイクはすべて渋谷の池部楽器店、POWER RECさんで試させてもらいました。
そのなかで最後にテストしたのがSennheiser MK4でした。
ここまでのテストをまとめると、Rode NT2とBlue Bluebirdはハイ上りで、音が不自然で、硬めでした。
AKG C-214は、滑らかな音質が魅力的でしたが、滑らか過ぎて、僕の芯のない声に合わず、マーチンの音はしゃみしゃみし過ぎました。
Audio-Technica AT4040は、低音から高音までバランスが良かったのですが、ちょいブーミー、かつキャラがなさすぎで味気ない音でした。

それで、期待のSennheiser MK4を試したのですが、これがとにかく一番バランスが良かったです。
まず、間違いなくハイ上りではないのですが、高音も十分に自然に伸びます。
オケに埋もれることとはありません。
RodeやBluebirdみたいにミッドが薄く、ドンシャリになることもありません。
そして、一番良かったが、低音の締り具合です。
低音が弱いことはないのですが、程よくバランスが取れていて、ちょうど良いんです。
AT4040みたいに、アコギの低音が暴れることがなく、締りが良いです。
かつ、C-214みたいに、滑らか過ぎてアタックが消えてしまうこともなく、程よい硬さというかエッジ感が出ます。
ボーカルも同じく、低音は出るのですが、すっきりしていて、高音も耳障りな高音がなく、自然に程よい丸みがありあす。
AT4040の不満点を見事に解消してくれる上に、不自然でない、スマートでバランスの良いキャラがあります。
僕の主観的な印象ですが、アメリカ、UK、J-POPのなかで言うならば、アメリカっぽい雰囲気の音楽に一番合う気がします。
というわけで、ここまででは間違いなく第一候補になりました。
酔いしれるほど素晴らしい音とまではいきませんでしたが、値段を考えれば素晴らしいのではないでしょうか。
まだ発売されたばかりで、ネットにもあまりレビューがなく、正直半信半疑でしたが、ちらほらと、今後の宅録の標準になるのではないかという意見に同感です。

2011年12月15日木曜日

Blue Bluebird, Rode NT2

さて、次はこの二本です。
レビューをまとめたのには理由があり、要は二本とも似た傾向のマイクであり、今回の候補からいち早く脱落しました。
簡単に言えば、入門機に多いと思われる、ハイ上がりな音です。
歌だと、特にオンマイクで歌うと、高域が強調されているのが如実に感じられます。
高域がヒリヒリします。
子音がキツく聴こえます。
声の周りで静電気がビリビリしてる感じです。
僕にはかなり不自然に聴こえました。
これをエアー感と呼ぶ人もいるかもしれませんが、僕には明らかに、
高域をブーストしたようにしか聴こえません。
AKGみたいなフワリとした空気感とは全然違います。
かつ、滑らかさ、温かみ、立体感もあまり感じられませんでした。
Bluebirdに関しては、アコギの音の印象が悪くて、すぐ却下したので、実はこれ以上細かいことも覚えていません。
とにかくAT4040に比べると、線が細く、キンキンした音です。
エッジ感が欲しいのはありますが、尖った細いエッジではなく、少しだけ角が丸まった断面のあるエッジです。
極端に分かりやすく言うと、この二本は針です。
AT4040は、円筒です。
C-214は、先が丸まった棒です。
NT2も同じでした。
強いていうならば、持っているMXL 990に一番近かったです。
この二本は、AT4040と後日書くSennheiser MK4とは明らかにクラスの違いを感じました。
しかし、これまた後日書きますが、この二本が一概に悪いというわけではありません。
ただ僕は今のマイクとの大した差を感じれなかったので、特に魅力を感じなかったということです。
ましては、三倍以上のお金を出して買うものではないと思いました。

2011年12月14日水曜日

AKG C-214

さて、次はAKG C-214です。
このマイクは、候補の中で一番高いマイクでした。
しかし、高いだけあって、他の候補にはない魅力がありました。
それは音の滑らかさです。
圧倒的に滑らかで、柔らかく、薄いベールがかかったような音です。
自分の声と周りの空気に境界がなく、滑らかに連続してる感じです。
かと言って抜けが悪いわけでもなく、低音がとりわけ弱いわけでもなく、高音も極めて滑らかで自然です。
しかし、逆に滑らか過ぎて、僕みたいな、芯ないし輪郭がない、もわっとした声は、アタックがなさ過ぎて困ります。
多分オケに埋もれてしまって、存在感がなくなってしまうでしょう。
敢えて空気みたいにオケに馴染む、透き通る感じをだしたいならいいのですが。
要は歌が上手くないと駄目なんだと思います。
かつ、僕のマーチンとも相性が悪く、音がシャミシャミし過ぎます。
アタック感、エッジ感もかなり出ません。
80年代のオベーションのエレアコみたいな音になります。
それが好きな人もいると思いますが、それは明らかに僕のギターの音ではありませんでした。
総じて、かなり色付けの強いマイクだと思います。
しかし、仕上がりは相当自然で、美しい音です。
酔えます。
でも原音には忠実ではありません。
これがAKGのキャラなのでしょうかねえ。
マーチンのギターはそもそもガッツがあるギブソンとかに比べてシャミシャミしてると思うので、それが下手に強調されすぎちゃいます。
これなら、多少音質がつまらなくても、多少固さがあるというか角が立つAT4040の方がまだ僕には向いてると思いました。

2011年12月13日火曜日

Audio-Technica AT4040

最初にレビューするのはAudio-TechnicaのAT4040です。
多くの方が、最初の一本として薦めるのが分かる気がします。
全帯域に渡りバランスがよく、癖がなく、良い意味で中庸なマイクです。
他のマイクのレビューでも書きますが、高域が不自然にブーストされてヒリヒリする感じはまったくありません。
低域から中域も十分で、音はなかなか太いと思います。
音質もなかなか自然で、変な色づけがなく、鳴っている原音にかなり近いと思います。
しかし、原音の質が悪いと、録音の質も当然悪くなりそうです。
例えば、僕のマーチンのアコギは、まだ新しくて乾いてなく、低域の締りが悪いです。
低音を弾くと、ばい~ん、ぼい~んと暴れて、締りの良いエッジ感が出ません。
その感じがもろに出ます。
かつ、音に色気がありません。
エレキギターを弾いている人に分かりやすい書き方をすると、ジャズコみたいな音です。
素直(過ぎ)で、エフェクターで色々加工できますが、そのままでは、80年代のコーラスをかけたクリーントーンや、パキパキのカッティング等を目指していない限り、良い音とはあまり言えないと思います。
チューブアンプのコンプレションと歪がかかった音の丸み、滑らかさはないですよね。
やはり、ブルージーな音や、心地よいクランチサウンドを出したいときは、どうしてもチューブアンプになります。
それに似てます。
原音が良ければいいのかもしれませんが、最低限のキャラクターや色づけが欲しい人にはちょっと物足りないと思います。
ですが、後から積極的にイコライザーやエフェクターで音を加工する人には、どうにでも加工できる原音に近い音を録音できるという意味で悪くないと思います。
それと、僕のなかの激安マイク代表MXL 990と比べると、比べ物にならないくらいレンジが広く、とにかく太くてふくよかな音がします。

コンデンサーマイクのレビュー~前置き編

普段あまり、自分の使用機材について公の場で語ることはないのですが、次作のクオリティを上げるためにマイクを新調しようと思い、色々と人にアドバイスを求めたり、実際に楽器屋でマイクを試聴するなか、ぽつぽつと反響があったので、レビューを書きます。機材に関心がない一般の方には面白くないと思いますが、まあ、音楽をやってる人間はこういうことも色々やってるんです、ってことで・・・

最初に、書いておきますが、やはりマイクは、使う人の環境、求める音、好みが結局のところ一番大事であって、絶対的な基準はやはりありません。
僕の場合は、主に、歌とアコスティックギター(マーチンのドレッドノート)、その他生楽器を録音するのが目的で、音源を聴いてもらうと分かると思いますが、基本的に静かめで繊細な楽曲が中心です。
と言いつつも、今回のマイクテストで分かったのですが、声ないし楽器の音を忠実に再現するという観点からすると、やはりマイクのクオリティの最低ラインはあると思います。
安くて良いマイクもあるとは思いますが、テストしたマイクには1万円のマイクとは素人が聞いても十二分に分かる差があり、説明し難いですが、「ああ、なるほど」と思えます。
良い音で録音すれば後からどうにでもミックスでいじれますが、もとから悪い音には音を良くする限界があると思います。

さて、マイクの購入にあたり、候補に挙がった機種を書いておきます。実売価格が3万円から5万円くらいの、脱初級から中級クラスの価格帯でしょうか。

・AKG C-214
・Blue Baby Bottle
・Blue Bluebird
・Audio-Technica AT4040
・Rode NT2000(実際テストしたのは旧NT2)
・Sennheiser MK4

これまで主に使っていたのはMXLという新興メーカーの990という8500円くらいの激安マイクです。
初めて使うコンデンサーマイクだったので、当初は、そもそもダイナミックマイクとの違いに感動して、使い続けていたのですが、徐々に問題点が見えてきました。
まず、音が硬いです。
角が立っていて、例えばアコギの強いストロークとかでは音がバキバキして痛いです。
音に立体感、奥行きがなく、平坦です。
低域から中域あたりの解像度が低いせいか、そこら辺の帯域の音の分離が悪く、かたまりに聴こえます。
あとは、まあ全体的に高域が強いです。
まあ、ドラムとかには使いようはあるのかもしれません。
このせいで、僕はずっとミックスで、抜けが悪いのを極端なイコライジングでどうにかしようとしてました。
結果として、子音がかなりきつく聴こえるミックスになっていました。
それはそれで、レトロな感じで好きでしたが。
しかし、今回のマイクテストで、もっと自分の好みに合うマイクがあるということが分かりました。

2011年11月28日月曜日

近況

ちは、千勝です。
えー、おかげさまで、無料配布曲はたくさんの方に聞いてもらっていているようで嬉しい限りです。
まだまだ素敵なデザインのCD-R版もばんばん配っていくので、ライブに来た際にはもらってください。
自分で言うのもなんですが、モノとしてとにかく飾る価値があると思います。

ところでライブですが、今年は自分らとしては結構たくさんやった気がします。
なんで、ここらでペースを落として、2枚目のCDの製作においおい入ろうかと思います。
まだ、曲もできてないんですが、ここしばらくやりだした曲も含め良いものを作りたいと思います。
もしかしたら年内はもうライブで会うことはないかもしれませんが、僕らの名前だけでも年が明けても覚えておいてもらえると嬉しいです。

2011年11月16日水曜日

無料配布シングル

携帯専用サイト@musicでyour last chickenを特集してもらいました。
アルバム未収録曲を無料でダウンロードできます。
iPhoneには対応していないみたいなので、soundcloudからダウンロードできるようにしました。
Things You Do by yourlastchicken
今後、ライブ会場では、絵描きさんに協力してもらって作った特別仕様のCD-Rを無料配布します。
今までの曲とはちょっと違った雰囲気なのかなと思います。
録音でもちょっと遊んでみてます。
よかったら聴いてみてください。

2011年10月29日土曜日

原祥子さん個展イベント

来週11月4日(金)に渋谷のスンダランドカフェにて、写真家の原祥子さんが開催するイベントに参加します。
原祥子(http://harashoko.com/)さんはプロの写真家として活動している方で、今回は個人が収集している様々なモノの写真というコンセプトで個展を開催するとのことです(間違っていたらスイマセン!)。
スンダランドカフェは、渋谷の街中にあるにもかかわらず、店内に入ると都会の喧騒を一瞬で忘れられそうな落ち着いた雰囲気の隠れ家的な素敵なカフェ・バーです。
そんな場所で、個性的なコンセプトの写真の展示に合わせて、ライブをやります。
写真の雰囲気と音楽がうまく合うといいなと思います。
そして、なんと言っても贅沢な話であるのが、今や人気急上昇中の福原希己江さんのパフォーマンスがあることです。
こじんまりとした雰囲気のなか、至近距離で福原さんのライブを観れる機会今後どんどん希少になっていくかもしれません。
お店のキャパ的に30人くらいが限界かと思います。
入場料もないので、超おいしいと思いますよ。

2011年10月7日金曜日

次のライブ

次のライブのお知らせでっす。
10月23日@三鷹おんがくのじかん、です。
また中央線に攻め入ります。
おんがくのじかんも前々から気になってまして、出てみたいなと思ってたなか、以前溝の口12Bunchでご一緒したii(飯島はるか)さんに呼んでもらいました。
中央線にお住まいの方、あまりそちらに寄りませんので、いかがですかね?

時間:17:00開場、18:00開演
料金:1500円+1ドリンク
出演:スガワラミサト、鍋ナビィ、ii(飯島はるか)

2011年10月4日火曜日

ライブ2連戦

先週は、北参道ストロボカフェと高円寺無力無善寺でのライブでした。
両方とも初めて出演する場所でしたが、また色々新しい体験でき楽しかったです。
しかし、ここまで環境的に対照的というか、ギャップがある場所でライブを続けてやったのも初めてだったので、改めて東京の多様性を感じました。
↑北参道ストロボカフェ
↑高円寺無力無善寺

北参道ストロボカフェはまだオープンして数年の新しい場所でして、白い壁、可愛いインテリア、可愛い雑貨の販売スペースと、とにかくオシャレでした。
グランドピアノや復活した新生Rhodesのエレクトリックピアノ(ウン十万円!)も置いてあり、ライブスペースとしても充実していました。
出演者も、レーベルメイトの大野まどかさん(グランドピアノの響きが力強くて良かった!)、小泉やよいさん(声が美しくて、ピアノ/キーボードの方が上手い!)、ミナクマリさん(写真上:本格的なシタール、タブラー演奏!)と、バラエティが豊かで、お店の雰囲気が合っていました。

無力無善寺は、色々な噂話を聞いていて、正直少し恐れをなしていたのですが、実際長い半日を過ごして、そのイメージはすっかり変わって、ストロボカフェとは違った居心地の良さを感じ、イベント自体もこじんまりとですが、とても楽しいものになりました。
出演者は、無善法師(写真下:ヒロコ、カズコの一人二役になって音楽パフォーマンス!)、ひよこさん(三味線と歌の、なんとプロの民謡ユニット!)、アニュウリズムさん(初めて観たバンド編成はかっこ良かった!)、ポスポス大谷さん(初めて観たホーミー?ホーメイ?とアコーディオン演奏!)、主催鈴木伸明さん(歌詞を聞きながら観てたらなんかすごい泣けた)と、超バラエティが豊かでした。そして、途中で我が工藤の舞踊と鈴木さんのパフォーマンスがあったのですが、出演者とお客さん
を巻き込んで一緒に踊って、笑って、とにかく楽しかったです。少ない人数のなかでしたが、一体感のようなものを感じ、それは鈴木さんの演出と無善寺の雰囲気のおかげなのかなと思いました。

忙しいなか観に来てくれたお客さん、お店のスタッフの方々、イベントに呼んでくれたヒガシさんと鈴木さん、ありがとうございました。
またこれからもよろしくお願いしたいと思います。

2011年9月26日月曜日

ラジオに出ます。

Your Last Chickenとして二度目のラジオ出演です。今回は生放送ではなく、事前収録だということで油断していましたが、どっちにしても喋りは難しいですね。ユミ氏の言葉を借りれば、「ドギマギしてるYour Last Chickenをどうぞお楽しみに」。まさに。どうぞよろしくお願いします。

InterFM 76.1
毎週土曜日21:30放送のOh!Boy
http://www.interfm.co.jp/ob/
10月1日(土)(第一部)
10月8日(土)(第二部)

*InterFMはインターネットでも聞けます!http://www.interfm.co.jp/のサイトで、「今すぐパソコンでInterFMが聴ける!」のバナーをクリックすれば自動的にウィンドウが開きます。

2011年9月23日金曜日

次のライブ

次のライブは、9月28日@北参道ストロボカフェです。 ストロボカフェは去年できたばかりのカフェらしく、真っ白い壁、色とりどりのソファ、可愛いグッズの販売と、とってもおっしゃ~れです。 今回はたまたま(多分)レーベルの先輩アーティストの大野まどかさんとご一緒させてもらうことになりました。 まだステージを拝見したことはないのですが、ベテランとの話を聞いており、ミナクマリさん、小泉やよいさんのステージもとても楽しみです。 ピアノ弾き語り、ギター弾き語り(?)、エレクロニカ(?)、シタール(?)、と色々な楽器のステージが観れると思うので思白いんじゃないかと思います。 この共演だと、僕らが一番ロック(たかが知れてますが)だと思うので、若干腕白っぷりを見せていこうかと思います。

2011年9月20日火曜日

昨日のライブ

昨日は久しぶりに七針でライブでした。
七針のライブは共演者が素晴らしく、それがいつも楽しみです。

今回は、初めてご一緒したDaniel Kwonさんとmuffinさん、そして以前カフェタユタでも共演したgustave coquiotでした。
Daniel Kwonさんは、ライブ前に試聴して、すでにその天才的な作曲センスに惚れこんでましたが、本人曰くかなり不調のなかでも素晴らしいステージでした。とにかく、曲がよく出来てるんです。個人的にドツボなちょっと気持ち悪いというか怪しさが漂うフォークギター、美しくてノスタルジックなメロディ、意外性たっぷりだけど自然な展開。曲の展開がお決まりの型にはまりやすい僕としては本当に勉強になりました。(かといって同じ次元で改善できるとも思いませんが・・・)
ファーストEPを発売したてのgustave coquiotも相変わらず素晴らしかった。七針の空間でどう響くか楽しみにしていました。言うまでもありませんが、雰囲気にばっちり合ってました。アコスティックギター2本とエレキギター1本という編成に20畳くらいの部屋の大きさがちょうど合ってるとでも言ったらよいでしょうか・・・音が下手に加工され過ぎず、アコスティックの温もりがよく伝わってきました。これからどんどんビッグになってゆくであろう彼らを七針の密な空間で見れたのは贅沢でした。まだ彼らを見てない方は、今のうちに見ておいた方が良いですよっ!ちなみに、ちょっと足場が狭かったせいか、ぎこちない爪先立ちで熱演する大宮君が、昨日のベストアスリート賞でした。
で、これまた初めてということでとても楽しみにしていたmuffinさんですが、巷では高い評価を得ているだけあって素晴らしかったです。素朴だけど、ほんのり異国情緒が香るギターに乗せて歌われる、切なく美しい旋律が沁みました。イタリアでツアーと録音をしたという刷り込みがあったせいか、聴き入っていると段々とmuffinさんが中世の絵画の人物の様に映ったり、(大人になった)アルプスの少女ハイジに見えてきたりしました。(意味不明な妄想・・・)一見頼りなさげに見えながらも、豪勢な共演者の締めをさらっとやってのけるあたりも脱帽でした。

そんなわけで素晴らしい一日でした。僕らも、初めて演奏した曲が割りと好評だったようで、まだまだ演奏を固めていく必要がありますが、次のステップへ進んでいきたいですね。
CDも何枚か売れて、本当にたくさんのお客さんに来てもらえて嬉しかったです。また、こんな一日が七針で実現すればいいなと思います。

2011年9月12日月曜日

昨日のライブ

昨日は、桜台poolにて、Ending Story Of Da~Ni_Daさんの企画イベントに出演させてもらいました。 桜台poolは、新しくできた多目的空間として噂を耳にしていて、とても楽しみにしていました。 マンションの階段を地下二階まで降り、ドアを開けた瞬間からもう興奮しっぱなしでした。 ライブをやる場所というよりは、地下壕みたいでした。 打ちっぱなしのコンクリート、いくつかの分かれた個室には、まるで工場のようなおびただしい数の工具、謎の工作品。 喫煙スペースとアクリル板を隔てて置いてあるのは、手作りのレーシングカート、バイク、ギターとサックスを合体させた楽器(?)。 そして、受付がある中央ホールには、体長3メートルはあろうロボット! もう謎だらけ。 そして中央ホール奥のドアを開けると、いよいよライブホール。 ライブホール自体は、広いガレージみたいな雰囲気で、インディイベントにはうってつけ。 コンクリートの反響がほどよくアングラ感を演出してくれそうでした。
さて、で、イベント自体ですが・・・ 基本的に僕らより若く、ライブハウスシーンでも勢いのあるロック系バンドさんが盛りだくさんで熱かったですね。 皆さんそれぞれ個性があって、エネルギーいっぱいで、かっこよかった。 とりわけTe_Riさんはすごかった・・・ 今まで見てきたバンドさんのなかでも指折りのど変体、リズム変体、激烈バンドでした(褒め言葉です)。 メンバーさんとも色々お話をさせてもらって、彼らの真っ直ぐな姿勢に胸を打たれたのはもちろんのこと、色々彼らの音楽の真髄についても包み隠さず聞かせてもらって大変勉強になりました。 あと、Bhavaさんは、個人的に一番場所に合ってたと思いました。ぐいぐいくる歪んだベース、腰に来るドラムのループ、ぐわんぐわんくる鋭いギター。腰を振って踊る女性。正に、普通の人が知らない東京の隠れた地下で行われている謎のライブ!という感じでした。 いや、本当に楽しかったです。 いつも書いてる気がしますが、普段ライブハウスで出演する機会が少ない僕らにとって、こういうバンドさん達に混ぜてもらえるのはありがたいことです。 僕らが活動している界隈は、(そこまで関わり切れてもいませんが・・・)そこはそこで、ライブハウスのシーンと同じ様に、ざっくり言えば似た傾向のバンドが集まっているので。 まあ、あと年齢で区別をするのもおかしなものですが、仮にも僕らより一回り若い人達と一緒にイベントに出れることも貴重だと思います。 僕らは若い人達から新しい刺激を受けますし、そういう人達が僕らの音楽をどう思うのか知れるのも貴重です。 自分の信念を曲げることはありませんが、若い世代にまったく聴かれなくなったら、それはそれで問題だと思います。 年齢を関係なく聴いてもらえる音楽でないと意味がないと思ってます。 自分の近い周辺だけで受け入れられても仕方がないのです。 と、いつの間にか僕の初心表明みたいになってきましたが・・・ とにかく楽しかったです。 観に来てくれた皆さん、CDを買ってくれた皆さん、poolスタッフの皆さん、出演者の皆さん、声をかけてくれた皆さん、楽しい一日を本当にありがとうございました。

2011年9月7日水曜日

ボタン

昨夜眠りに落ちるか落ちないかの時に遠い昔の記憶がふと甦りました。 ジム・ボタン! と言っても、僕より若い人で知ってる人は少ないでしょうし、そもそも原作者のミヒャエル・エンデの名前自体を最近ほとんど聞かなくなりました。 驚いたことに、日本でもアニメ版が70年代にテレビでやっていたそうですね。 いずれにせよ、僕はジム・ボタンが大大大好きでした。 ドイツでは、人形劇のシリーズがテレビでやっていて、いつも見ていました。 普通に糸が見えてるし、今の基準からすれば安っぽいと思われるかもしれませんが、当時の僕は夢中でした。 こんな感じです。
大まかな筋としては、孤児のジム・ボタン(左)が、親友のルーカス(中央)と一緒に、ルーカスの機関車エマに乗って大冒険に出かけるという具合です。 何がそんなに好きなのかも上手く説明できませんが、僕のなかでは童話やファンタジー、冒険物語の原型となってます。 テレビで観て、カセットの朗読でもしょっちゅう聴いて、その冒険の世界に想いを馳せていました。 そして、昨日気が付いたのですが、未だにその世界が僕のなかで生きてました。 曲の歌詞のあちこちで、その世界のモチーフが散りばめられていました。 それに気が付いて、あらためて幼少期に受けた影響の強さを痛感しました。 そして心のどこかで、未だに、今自分が生きてる世界を抜け出して、ジム・ボタンの世界に行きたいと思っています。

2011年8月30日火曜日

9/11

9月11日@桜台poolのイベントのフライヤーが届きました。

2011年8月15日月曜日

リミックス

友人の委細昌嗣氏が僕らの曲「Out Of The Woods」のリミックスを手がけてくれました。
委細氏は、フリージャズバンドThe Vandで活動していたり、DTMでも個性的なアヴァンギャルドジャズを制作するアーティストです。
特に、打ち込みの管楽器や弦楽器の扱いに関しては他に類を見ない才能の持ち主です。
今回のリミックスに際しても管楽器を駆使して、原曲の要素を十分に残しつつも、まったく新しい形に仕上げてくれました。
個人的には02:40くらいから管楽器と弦楽器のアレンジが崩れて、演奏前のオーケストラみたいになる箇所が秀逸だと思います。
何がともあれ、是非是非聴いてみてください。

Out Of The Woods (Masashi Isai remix) by Your Last Chicken

委細昌嗣(いさい・まさし)
個人DTM: http://www.myspace.com/masashiisai
バンドThe Vand: http://www.myspace.com/the-vand

2011年8月11日木曜日

思いません?

ずっと気になっていたことなんですが、日本のテレビはやかましいと思いませんか?
僕はずっと内容、出演者のテンション、喋られていること自体がやかましいと思ってたんですが、海外のニュースを副音声で聞いていて気が付いたんです。
ちょっとマニアックな話で申し訳ないんですが、日本のテレビの音声は明らかに高域が強いんです。
というより強すぎるんです。
音がキンキンします。
日本のテレビから、海外ニュースとかに番組を切り替えると、海外ニュースの音声が籠って聞き取りにくいんです。
つまり、高域がそこまで強調されていないんです。
もちろん、こんなことを計測したわけじゃじゃないんで確証はないのですが、ミュージシャンの端くれとして、これは分かります。
それにしても、どういう経緯でこういうことになったのかは分かりませんし、そもそも意図的にこうなったのかも分かりませんが、何かしら文化的な背景があるように思えます。
例えばなんですが、日本の電車内のアナウンス、八百屋さんの掛け声等は、あえて聞こえやすいようにわざと鼻つまみ声を使っていると聞いたことがあります。
恐らく、周囲の雑音が多いなかで、声を聞き取りやすくする工夫なのでしょう。
しかし最近思うのですが、電車内のアナウンスに関しては、音響機器の発展や電車の騒音事態の軽減等によって、もう鼻つまみ声を使う必要はないのではないでしょうか?
むしろ聞き取りにくいと思います。
最近増えてきた女性の運転手、車掌さんのアナウンスはさらっとしていて実に聞き取りやすいです。
話を戻しますが、僕は日本のテレビの音声は、なんかこう感覚を麻痺させるような効果があると思っています。
キーンと来る高い音を聞くと聴覚が麻痺しますよね。
よくあると思うのですが、体育館で校長先生がマイクに向かって喋ろうとして、キーンと鳴って耳が麻痺することありますよね。
あれと一緒です。
ともかく、こうしたことが、何かしら悪意があってなされたこと、あるいは現在の状況にはすでに適してない過去の風習による事情でないことを願ってます。

2011年8月6日土曜日

遥かなるアメリカ

一昨日は下北沢mona recordsでライブでした。
個性的なバンドさんとご一緒させてもらえて個人的にはとても楽しませてもらいました。
僕は、ついついひとつの方向に向いてしまう性質なので、違うコンセプトの音楽を聴くと、「ああ、こういうのもあるんだ」とふと気付かされます。
お客さんが聞いて、各々がどう楽しむかは千差万別なんですね。
観に来てだすった皆さん、ありがとうございました。
不慣れなライブハウスの環境で、演奏は正直どうだったのか不安だったんですが、タイバンの方とも色々お話ができて楽しかったです。

ところで、数日前にドリュー・バリモア助演/監督作品の「Whip It」という映画を観ました。
内容自体は、そこまで際立ったものでもなく、大した感動もなく、アメリカの平均的な青春ストーリーといったとこなんですが、重大なことに気付かされてしまいました・・・
それは、僕自身の、アメリカというかアメリカ文化への憧れです・・・
こい書いてみると、すごく恥ずかしいことのように思えますが、否定できなんですね。
一言で言えば、アメリカ的な「自由」への憧れです。
僕が育った北ヨーロッパも「自由」な雰囲気の地域でしたが、どちらかと言えば、「心地よい自由」な雰囲気のなかでの「平穏」でした。
僕の今の日本での生活を表すなら「ぼんやりした平和」でしょう。
僕が想い描くアメリカ的「自由」は、「形のない自由」でしょうか。
日本的「自由」は、与えられた枠組みのなかでの「自由」な気がします。
アメリカ的「自由」は、何もないとこから自分で作り出す「自由」です。
だから、アメリカという国は、根本的にカオスであって、創造的な人は、誰も考えたことのないようなクレイジーなことを生み出し、それに打ち込んでいるイメージです。
悪く言えば、独善的で、アナキーですが、その反面、創造性に富んでいます。
そんな「自由」な雰囲気が満遍なく溢れてくる映画でした。
アメリカンドリーム。
それに生きる人々、その人々を取り囲む環境、文化、生活。
そんな難しい話じゃなくて、映画とかに出てくる、誰もが想像できるような、コテコテのアメリカ像です。
アメリカに住んだことのない僕は、それに憧れ続けてます。
ちなみに、映画のサウンドトラックがとても良くて、色々曲も調べたりしたんですが、これまた痛切に感じたのが、「ロック」は正に、こういうアメリカ文化から生まれた音楽なんだ、ということです。
その文化を体験していない人間には絶対に真似できないんだ、という確信でした。
僕も、単なる憧れだけで、所詮は真似をしているだけの音楽を作るようにはならないように気をつけないといけません・・・
僕の今までの経験と、今の生活から生まれる音楽でなければなりません。
そんなことを厳密にコントロールできるわけないんですが・・・

2011年7月19日火曜日

ラジオ2

昨日は、バンド初、というか人生初のラジオ出演でした。
いやあ、本番前の打ち合わせで、パーソナリティの方から色々聞かれ、本番ではかなり返答に困りそうなことが分かり、その後本番までの30分ほどをメンバーと色々話したり、考えたりしてたんですが、本番直前になり、やはりかなり緊張しました。
何よりも頭のなかでは「放送事故」(3秒間があるとそれは放送事故らしいです)の4文字が・・・
考えれば考えるほど、色々考えがまとまってくる反面、だんだん全部間違えずに言い切れるかという不安が浮上してきました・・・

しかし、本番が始まると、打ち合わせのときとはだいぶ流れが違い、テンポよく、ぽんぽん話題が進み、気が付けばコーナーは終わってました。
きっとパーソナリティの方が短い打ち合わせのなかで、僕らをどう扱えば良いかというのを的確に捉えて、上手く本番を運んでくれたんですね。
本当に助かりました。
もっと色々話したかったことはあるんですが、たくさん喋ったらきっと収集がつかなかったでしょう。
それに、予想以上にCDの曲をたくさん流してくれて、それだけで十分嬉しかったです。

番組を聴いてくれた方々、観てくれた方々、リツイートをしてくた方々、バトンを回してくれた方々、番組のパーソナリティとスタッフの皆さん、ありがとうございました。
また機会があれば是非ラジオ、取材、テレビ(←ないない)、なんでもチャレンジしたいです。

2011年7月18日月曜日

昨日のライブ

昨日は溝の口12Bunchで久しぶりのライブでした。
12Bunchはいつも共演者が素晴らしくて、毎回素敵なアーティストさんとの出会いがあります。
昨日も素敵な出会いがありました。

一番手はpertorikaさん。
4人編成のジャズポップで、皆さん演奏が上手くて、曲もバラエティに富んでいて聴いていて面白かったです。
僕もジャズっぽい要素はちょいちょい曲に入れたりしてるんですが、やっぱり上手い人には敵わないですね。
Mona Recordsが推すバンドさんというのも納得でした。

二番手はトルネコさん。
ファミコン世代、ドラクエ世代として当然気になる名前です。
しかし髭の生えた太っちょのおっさんではなくて、スリムでハンサムな好青年でした。
おまけにハイトーンでお声がお美しい、、、
歌詞が甘~い、、、
僕が女性だったら惚れてましたわ。
素敵でした。

三番手はコンドウヒロユキさん。
ブルース、ラグタイム(?)の渋い使い手で、彼の弾くギターに興味津々でした。
思えば、以前も、田邊慶祐さん、Joseph K.さんと、12Bunchで種々多様なギターの上手い人と出会いましたが、コンドウさんもそうでした。
そんな渋~いギターに、リズミカルなラップだったり、ムーディーなメロディを乗せて歌う姿はクレイジーケン顔負けでした。
歌詞も聴いてて楽しかったです。

四番手はii(飯島はるか)さん。
今回で二回目の共演になるiiさんは、重厚感かつ独特なダーク感を感じるピアノと、素直な感じと覚めた感じの歌声と歌詞がなんとも言えないバランスで、とても印象に残ります。
Fiona AppleやTori Amosが大好きな僕としては嫌いなわけがありません。
暗い、と言ってしまうと失礼なんですが、僕自身も決して明るい曲をやっているわけではないので、「季節感を無視してやります」と言っていただいたおかげで、僕達の出番まで良い流れを作っていただいたと思ってます。
僕だったら、もっと長ったるくて、的を得ていない言い方しかできなかったと思います・・・

で、そんな流れで最後は僕らでした。
僕は、曲の途中の展開を忘れて、曲が停止してしまう、という至上最大のミスをやらかしてしまったのですが・・・
それ以外はまずまずの演奏ができたんじゃないでしょうか。
ライブ終了後も、共演者の方、お客さん、色々声をかけていただいて、CDを買っていただいてとても嬉しかったです。
ありがとうございます。
暑さにめげずに夏も走り続けます。
(一日明けて、すでにバテました・・・明日からまた頑張ります)

2011年7月17日日曜日

ラヂオ

暑いですなー。
夏について曲書くとしたら夏が嫌いだという極端になるでしょう。
夏を楽しめる人が羨ましいです。

ところで、明日ラヂオに出ます。
アーティストがアーティストにバトンを回すという番組でして、遥々僕らまでバトンが回ってきました。
危うくバトンを落としそうになりました。
ustreamでも同時刻生放送されます。
以外詳細です。

大江戸放送局レインボータウンFM79.2
7月18日、月曜、21:00~22:00 生放送
『クリスタルレインボークラブ』
番組ユーストリーム
http://www.ustream.tv/channel/rainbowtownfm

短いコーナーですが、口下手三人がラヂオ初体験で見事狼狽える姿を見たい方は是非!

2011年7月11日月曜日

昨日のイベント

昨日は新宿カフェタユタにてイベントでした。
猛暑のなかたくさんのお客さんが来てくれて、お店のスタッフさんもばっちりサポートしてくれたおかげで僕の期待を遥かに凌ぐ素晴らしい一日になりました。
Your Last Chickenとしてイベントを企画したのは今回で3回目ですが、やはりイベントは格別です。
もっとイベントをやろうと思いした。
でも、毎月とかイベントをやっていたらきっとこんなに素敵なイベントにならないのでしょうね。
でも、とにかく、3月毎くらいにはやっていこうと思いました。

昨日のイベントは、ここ1年くらいで知り合って、一緒にイベントをやりたいなとずっと思い続けてきたバンドさん達とのやっとの共演でした。

最初に出ていただいたWool Stringsさん。
ほんのり甘くて、ふわっと柔らかくて、ほっこり優しくて、きっと誰もが「ああ、あそこだな・・・」と自分のなかである場所、風景を描けるような音楽です。
昨日は、僕も初めて見る、4人編成の演奏で、いつものボーカルとギターの上に、ピアニカ、アコーディオン、鉄琴、パーカッション等々、色々な音が重なって豪華でした。
子連れのお客さんがいて、演奏が始まる前は泣いたりしないかなと不安にも思ったのですが、演奏が始まると、赤ちゃんは終始超ご機嫌でニコニコ、ノリノリでした。
そんな光景を眺めながらWool Stringsの優しい音楽を聴いていると、それはそれはほっこりした気持ちになりました。

僕らを挟んで出演していただいたGustave Coquiotさん。
僕と出身地が一緒で、Your Last Chickenの前身バンドsomatoneの頃から僕らを応援してくれてというメンバーが在籍するバンドでして、今回初めてライブを観ましたが、ギター3本と歌というシンプルな形の極みでした。
ギターの絡みも絶品でしたし、ローボイスが素晴らしいボーカルと中性的で少し甘いもう一本のボーカルのハーモニーがこれまた絶品でした。
しかし、とにかく、最低限に削ったと思われる演奏のスタイルと曲の構成がとにかく素晴らしかった。
9月初旬に初アルバムを発売するそうですので、是非チェックしてほしいです。
http://gustavecoquiot.web.fc2.com/

さて、そして最後のswimさん。
自分で言うのもなんですが、バンドメンバーでどのバンドさんをトリにしようかと色々考えていたんですが、やはりswimさんで大正解でした。
夕方7時からキャンドルに灯を点けるという、カフェタユタさんの素敵な演出を聞いていたので、キャンドルライトときたら、swimさんでしょう。
なかなか日が落ちず、キャンドルライトの効果が発揮されるか若干不安があったんですが、演奏と共に日が落ちてゆくという具合がまた最高でした。
swimさんの音楽をどう説明すればいいのか分かりませんが、僕のなかでは、日曜の夕暮れ、楽しい週末が終わって、キャラバンが町を後にする、というイメージなんです・・・
独特のノスタルジー感です。
一週間、その日の疲れを労ってくれて、楽しかった一日を祝福して優しく幕を閉じてくれる、そんな演奏でした・・・
そんな具合にイベントを幕を閉じ、ごく自然な感じに多くのお客さんと出演者が残ってくれて、わいわい楽しく飲みました。
そんな自然な流れもきっとswimさんの演奏があったからじゃないかと勝手に思ってます。

みんな、みんな、ありがとう。
また、こんなイベントで会いしましょう。

2011年7月6日水曜日

まだ知らぬ世界

昨日だか一昨日、facebookのバンドページに珍しく「いいね!」を一票入れてくれた方がいて、どんな方だか気になったのでfacebookでプロフィールを見たら日本人ではない方でした。
海外にも目を向けたい自分としては、大事な、関心を持ってくれた方なので、メールをしてみたら、ハンガリーの方で、日本のインディファンでした。
海外でも日本のインディ音楽の需要があるんですね。
以前、アメリカで僕らをブログで紹介してくれた方がいましたが、これで2件目ということで、僕が思うより遥かに大きな(とは言ってもニッチなんでしょうけど)需要があるようです。
そのハンガリーの方も、http://aionline.eu/というブログを見て僕らのことを知ったそうです。
早速ブログをチェックしてみたら、ありがたいことに、僕らのCDが取り上げられていました。
5月のベスト盤2011年ベスト・コンピに入ってました。
しかし、あまり詳しくはないのですが、いつもTurntable Filmsさんが引き合いに出されます。
似てるんでしょうかねえ。
いずれにせよ、ありがたい話です。
そして、海外でも鳥獣虫魚レーベルは着実に評価を得ているようです。
レーベルの名に恥じない作品を作らなければ!

2011年6月24日金曜日

7月10日(日)のライブ

来る7月10日(日)、新宿のgallery+cafe tayutaにてアコースティックライブをやります。
僕らとしては初めての試みで、基本アンプラグドでの生演奏が中心です。
カフェタユタさんの、ゆったりくつろげてステキな空間での演奏がどう響くかが楽しみです。
ステージも境界線も一切無し!
至近距離で、あるいは自分の好みの場所、アングルから自由に演奏を楽しんじゃってください。
カフェタユタさんお勧めの手作りカレー、その他ヘルシー料理、ドリンクもたくさんあるので、晩御飯ついでにふらりと、ってのもお勧めです。
お待ちしております。

時間: 15:30開場、16:00開演
料金: 1,000円(1ドリンク込み)+追加オーダー
出演: wool strings, gustave coquiot, swim

From Blogger の画像

2011年6月14日火曜日

実力と運

よく考えるのですが・・・
どこまで人は己の力で、選択をし、結果を出しているのか。
あるいは、己の力と思っていても、実は他に色々な力、例えば運等が働いて、結果に行き着いているのか。
前者は、多くの場合、自惚れと見なされます。
後者は、現実派と見なされるんでしょうかね。
そういや、運を引き寄せる力も実力と見なす意見もあるようでが・・・

いずれにせよ、僕も色々とバンド事で、やれ自分の力で道を切り開いていかねば、やれこれは自分の行動の結果だ、と思ってしまうわけなんですが・・・
やはり最近つくづく思わされます。
どこかで、たまたま、だれかに出会ったりして、その結果、僕らに運が向いたりすることは、やはり運ですよね。
そういう見えない糸がたくさんあって、それらがどこでいつ交錯するかなんて、誰も分かったもんじゃないですよね。
自分で手繰り寄せる運もあります。
でも、それは、実際に手繰り寄せられたなら、運ではなく、実力でしょう。
そうじゃなく、純粋に運というものにまだ僕は甘えさせてもらっていて、助けられています。
願わくば、ぽ~んっと上まで連れて行っていただきたい。

2011年6月10日金曜日

リアル

僕の歌詞は、半分くらいが過去と現在、現実と非現実の関係についてのものです。
そのなかにおける自分の存在。
そんなものは完全に観念の世界の話であって、何ら確かなことはありません。

ですが、そういう曲を書いているときに、歌詞の世界が嘘のように現在と、現実とシンクロすることがあるんです。
僕はこれに「偶然」以外の何の意味も付与しませんが、しかしそれが不思議なことであることには違いありません。

今日、小学生の頃の同級生、それ以来会っていない知人と、ネットを介して間接的に再会しました。
それ自体、こういう時代、こういう状況ですから何ら不思議なことはないのですが、その知人からのメッセージの内容はいささか不思議というか、今書いている歌詞と正にシンクロしました。
詳しいことは書きたくありませんが、僕が考える、僕の存在が、その知人にとっての僕の存在とぴったりと合いました。
観念の世界が具現化されました。
それは、僕が他人にどう思ってほしいということではなく、僕が自分自身をどこにいると位置づけているかということであり、その知人は、僕を正に、そこに、見出したのです。

今、日本は「リアル」なものに目がいかざるを得ません。
しかし、それは僕にとっては「リアル」なことではなく、僕にとって「リアル」なことは変わらず、他のところに流れています。

2011年6月9日木曜日

ライブ観戦

昨日は、鳥獣虫魚レーベルのバンド、マリアハトのライブを観にいきました。
レーベルの看板娘(?)、インディーフォークシーンの筆頭アーティストとして名高いmmm(ミーマイモー)さんがボーカルを務めることでも有名でしょうか。
場所は、最近開店して、すでに著名インディアーティストが続々と出演している池袋のMusic.Org。
新しい箱にも興味があったので一石二鳥でした。

さてさて、やはりライブは素晴らしいラインアップでしたよ。
まずは、乍東十四雄さんでした。
メンバーの誰かの名前なんでしょうか、バンドの名前なんでしょうか・・・
いずれにせよ、フォーク・カントリー寄りな音と和風でちょっと青春臭いメロディーが上手く混ざった感じの楽しい音楽でした。
演奏もとても上手くて関心しました。
てか、僕が知らないだけの名の知れたバンドさんなんでしょうかね。
とにかく、一番手に出るバンドとして、鼻から盛り上がって良かったです。

次は、お待ちかねのマリアハト。
いやあ、かっこ良かったですよ、そりゃあ。
とにかく雰囲気と緊張感が素晴らしいです。
CDでも、がっちり演奏が入っていない箇所で、色々な小さな音が散らばっていて、独特の雰囲気を醸し出しているんですが、それがライブでも健在でした。
ドラムの金物のちょっとした音だったり、ギターのノイズだったり、それらが節々、曲の間で、彼らの雰囲気を持続させてました。
僕がギタリストだからかもしれませんが、ギターの柱谷さんの演奏が特に印象に残りました。
アームを自在に駆使して生み出される音は、ソニックユースも大喜びだったんじゃないでしょうか。
とにかく派手なエフェクターとかをほとんど使わずとも、あれだけ色々な音が出せることに改めてギターの可能性を感じたというか、自分ももっと研究をしなければいけないと思いました。

三番手は、NRQというユニットでした。
名前は前から知っていたのですが、ライブを見るのは初めてでした。
ジャズギター、二胡、ウッドベース、ドラム兼サックス(!)という変則的というか、未知の編成。
しかし飛び出してきた音は、古めかしい雰囲気の、基本的にキャッチーで懐っこいインストルメンタルで、とにかくドツボでした。
もちろん、フリージャズ的な即興らしきカオスもあるんですが、大事なところがとても心地よいポップなメロディでまとまってるんです。
四つ打ちの曲もあったりして、ノリも楽しくて、色々な楽しみ方ができました。
とにかく言葉では言い表せませんが、本当に素晴らしい演奏でした。

最後の昆虫キッズは、残念ながら最初しか聴けなかったんですが、かなりよさげでした。
この間ご一緒したスカートの澤部氏がボンゴとサックスで参加。
僕はてっきり演奏が始まったのかと思っていたら、まだセッティングの確認中だったのですが、そのときに飛び出してきたビートと澤部氏のボンゴは猛烈でした。
ドラムの方も、この間ご一緒した方で、そのときすでにその猛烈な演奏には吹っ飛ばされてました。
いや、確信犯ですね。
最後まで観たかったです。
次はきちんと最後まで観ます。

総じて、レベルの高いイベントでした。
あれなら1,800円は格安でしょう。
と、僕らも言われるようにならなければいけませんな。
イベントで2,000円くらい出してもらって、損した、そう思われたら絶対にいかんのです。
ふんぬ。

2011年6月4日土曜日

ライブ

最近思うのですが・・・
良いと思うアーティストさんをmyspace等で拝聴させてもらい、その後ライブを見ると、やっぱりライブの方が良いことが多いです。
これは良いことで、やっぱり音楽はライブが良くてなんぼのものです。
音源ももちろん良いのですよ。
しかし、それを聴いて、実際にライブで聴くと更に良いわけです。
僕らもそうであってほしいわけです。

欲を言えば、音源はライブと別の聴き方ができ、別の良さがある、というのが理想です。
ライブとかけ離れてはいけないのですが、音源はせっかく作りこめるんですから、ライブに勝るとも劣らない別の良さを提供できたら嬉しいわけです。

2011年5月30日月曜日

ライブ終了

昨日は七針でライブでした。
かなり悲惨な天気のなかでしたが、多くのお客さんが来てくれて、度々歌詞がすっ飛んでしまいましたが、良いモチベーションで演奏ができたと思います。
しかし、分かっていたとはいえ、七針でのライブはいつも他の出演者が素晴らしくて、昨日も感化されっぱなしでした。
良い演奏を聴いて、負けてたまるものか、と意気込みたいとこなんですが、気が付けばすっかり雰囲気に呑まれて楽しんでいました。

大野まどかさんは、天性のハスキーボイス、独創的なカリンバの弾き語り、独特のリズムで織り成す密なピアノの弾き語り、アーティスティックな志向性、その多彩さにとても刺激を受けました。
スカートさんは、音源で聴いたよりも300%くらいエネルギッシュで、ことごとくツボをついてくるリズムのアレンジ、エネルギーに負けない確かな技術、とにかく見ていて楽しかったです。東京ロックシーンの新たなヒーローになるんじゃないでしょうか?
トリの福原希己江さんは、前々からmyspaceで聴いていて、その透き通る美しい声に魅了されていました。ライブでも、その声は健在で、本人を前に聴く演奏は、まるでその柔らかい温かさに包まれて眠るようでした。しかし意外に、その気品ある歌声とは違って、気さくなお姉さんキャラに、また好感を受けました。
そして楽しい楽しい一日は急ぎ足で過ぎてゆきました。

思いがけないお客さんとの出会いもあり嬉しかったです。
また馴染みのお客さんとも色々お話ができて嬉しかったです。
CDもたくさん売れました。
ありがとうございます。

これから少し新しい曲をお披露目できるよう頑張っていきますので、引き続き三羽チキンをよろしくお願いします。

2011年5月23日月曜日

網戸

暑いのやら寒いのやら面倒くさい天気ですね。

ここ一週間ほどDIYに精を入れていました。
一昨年くらいから我が家で黒いお客さんが頻繁に往来するようになり、それが我が家在住の連中なのか外来の連中なのか知りませんが、夏に窓を開けているのが招き入れてしまっている原因なのではとずっと考えていました。
一箇所面倒な窓があり、網戸がないんです。
しかし、これが変則的な窓なので、出来合いのサッシと網戸を買ってポンというわけにはいかず、自分で作るしかないと思ってたわけです。
ゼロから網戸を作るのって意外とやりがいがありました。
枠を作る、網を張る、網戸を取り付ける。
おかげで初めて作った割には上出来な網戸が完成しました。
説明するのも疎まれる面倒な窓との互換性もばっちり。
磁石でピタッと締まる。
この世で最も自画自賛された網戸でしょう。
ハレルヤ。

2011年5月16日月曜日

お祭り

昨日は新宿Nine SpicesでのLost in Found主催イベントでした。
出演バンドはどれをとっても個性的で演奏も素晴らしく、一観客としてとにかく楽しめました。
お客さんもたくさん来ていただいて大盛況でした。
あんなに多くのお客さんの前で演奏をしたのは始めてではないかと思います。
ああいう大きなイベントをやることは容易ではないでしょうし、あれだけのバンドが集まり、お客さんが来るということは、主催者の人望といいますか、資質があってのことだと思います。
そういう意味で、主催代表のマイクさんには敬意を表したいと思いますし、呼んでもらったことに感謝します。

ライブは本当にどのバンドも素晴らしかったの一言に尽きます。
個人的には、バンジョーとアコギで心に沁みる弾き語りSuemarrさん、そして素晴らしい作曲センスと演奏とツボを押させたミラクルドラミングが炸裂するKareninには見入ってしまいました。

CDを買ってくれたお客さん、ありがとうございます。
そして、ライブ会場以外でもCDを買ってくださった方々、ありがとうございます。

昨日は楽しく幸せな一日でした。
今日一日空がどんよりしていても気になりません。

2011年5月15日日曜日

ダウン

昨日?一昨日?Googleがダウンして、投稿と書き込みが全部消えてしまいました・・・
Googleしっかりしてくれ!

2011年5月11日水曜日

我が道

最近、書き溜めた曲を聴きなおして、弾いてみて、良いとこ悪いとこを洗い出して、最初のインスピレーションを壊さないように色々手直しをしてます。
そんななか、自分で自分の曲に飽きがきてることもあり、悪い面ばかりが際立ってきます。
更に、他のアーティストの良い音楽を聴くと、自分の音楽に欠けているものばかりが際立ってきます。
そうすると、「ああ、自分にはこれが欠けていたんだ。自分もこういうことがやりたかったんだ」などと思ってしまいがちです。
しかし、そこで一度冷静になって、良くも悪くも自分の音楽を受け入れようと思いました。
いかに未熟で、稚拙で、ダサくとも、それが自分らしさであり、それを批判されることもあれば、それこそを好いてくれることもあると思っています。
それだからこそ、自分の音楽に存在意義があると思うんです。

2011年5月8日日曜日

Shine

最近とある曲のカバーに取り組んでいまして、僕らの編成で、かつ僕らの味を出せる良い方法をここしばらく考えてました。
それがここ3日くらい没頭しすぎて、曲が頭から離れなくなってしまいました。
最初は積極的に頭の中で曲をループさせていたんですが、だんだん考えたくなくても自動再生するようになり、最終的には夜寝ようとしても曲が鳴り止まなく、軽く発作を起こしそうになる始末でした。
そもそもインパクトのあるメロディーと詩を繰り返す曲だたことが、よりことに拍車をかけた気もします。
昨日ようやくスタジオでカバーの形が固まり、晴れてプチノイローゼから脱することができたんですが、ふとこの状況から、10年くらい前に話題になったShineというノンフィクション映画を思い出しました。
とある難題の曲に挑む天才若手ピアニストが、曲にのめり込みすぎて心を乗っとられ、精神に異常をきたしてしまうという話です。
まあ、大袈裟な話ですが、その状況を前より少しだけ身近に感じることができた気がしました。
ホント僕の場合はお遊びの次元ですが。
しかし、思うに、音楽に生きる端くれとして、自分の作品にもそれくらいの情熱を注がないといけないのだなと痛感しました。
所詮ささっと作った曲には、同等の訴えかける力しか宿らないでしょう。

2011年5月2日月曜日

5月15日(日)ライブ@新宿Nine Spices!


5月15日のライブのステキなフライヤーが届きました。
僕らのステージは25分と少し短いですが、20:30からです。
ラインアップも東京のインディシーンでは有名なバンドばかりで超豪華です!
僕ら目当てでなくとも来て絶対損はしないと思いますよ!

2011年5月1日日曜日

再度

今日、僕達のCDを買ってくれた方とちょっとしたメールのやりとりをしました。
その方のように、CDを買ってくれて、聴いてくれる人がいるということに、とても大きな喜びを感じます。
同時に小さな不安も感じます。
自惚れ、自意識過剰であることは重々承知しているのですが、自分達のやっていることに対する期待があるということ、それに応えていく責任があるということ。
その重み。
なんと言うか、CDを買ってくれた方がひとりいるということは、その方ひとり分の重みがあるということ。

話は変わって、今日見たアニメ番組で、「お金を払いたい人は増えたが、お金をもらいたいという人が減った」とのようなくだりがありました。
あるいはちょっと違ったか・・・

いずれにせよ、このふたつのことが自分のなかでつながって、色々な思いが心を巡りました。
よく言いたいことは分からないんですが、ひとつひとつの重みを受け止めて、胸を張ってお金をいただき、自分の信じてきたものを、それが例えくだらなく矮小なものでも、力のあらん限り続けていきたいと思いました。

いつもどこかにいる方々に、再度お礼を申し上げます。
これからも応援よろしくお願いいたします。

クリエイター

近年夏フェスに行き始めたこともあり良い音楽とたくさん出会えたと思うのですが、2007年、2008年あたりは、特に良い音楽に出会えた気がします。
そのなかのひとつがSantogoldです。
アメリカではかなり流行ったんじゃないでしょうか。
系統としてはMIAに近いと思うのですが、MIAはどうもピンとこなかったんですが、Santogoldはビビッときました。
レゲェ、ラップ、ダブ、ロック、ポップ等々のジャンルが本当にセンスとバランス良く調和してるんですね。
僕はあまりラップ、ファンク、ソウル等のブラックミュージックには興味がないんですが、そういう要素とポップスの先端的な部分を融合して新しいサウンドにチャレンジしているバンドは好きです。
TV On The Radio等ですね。
ともかく、そんなSantogoldのCreatorです↓
もうイントロのドラムで胸キュンですよ。
そして、歌い始めと同時に鳴り始めるぎゅい~ん、びゅい~ん、ぴゅ~ん。
ライブでもお馴染みのバックダンサーもかっこいいんです。

2011年4月29日金曜日

ひっぽっぱ

色々な理由からPitchforkというアメリカのインディ音楽レビューのご意見番サイトをしばしば見てます。
昔から見ていたわけではないので詳しいことは分かりませんが、趣味の偏りがあるにせよ、結構辛口だと思います。
アルバム作品のレビューは10点満点評価なんですが、例えば、Radioheadの新作は7.9点でした。
年度の注目株のアルバムでも、高くて9.2とか9.3点とかだったりします。
そんななかなんですが、よく見たら、Kanye Westの新譜がですよ、10.0点満点でした・・・
てか、満点ってあるんですか・・・
どういうポリシーでヒップホップも採点してるんだかは知らないんですが・・・
いずれにせよ、まともに蟹江さんを聴いたことなかったので、そこまでいいと言うなら聴いてみようと思い、早速Youtubeでさくっと新曲を2、3聴いたんですが・・・
僕には、いたってフツーのヒップホップにしか聴こえませんでした。
ちょっとライムが上手い?
歌詞が上手い?
カリスマ?
でも、「音楽」として10.0点満はないんじゃないですかね?

2011年4月27日水曜日

飴で終わる

わがままいって、週末は大好きな山で過ごしました。

人の心というのはよく出来ています。上りは辛い思いをしますが、

頂上の達成感と、下山後の安堵感で辛い記憶が薄れてしまいます。

それで、いつまでも同じことを繰り返す仕組みになっています。

仮に、山登りの真逆で「谷下り」なんてスポーツがあったとしたら、

多分、山登りほど流行らない気がします。

臨機応変術

先日、友人が遊びに来るとのことで、お米を2合セットしてタイマーをかけておいたんですが、タイマーのダイアルが不良で、1時間のめもりからタイマーが動かず、ずっと炊飯になってました・・・
で、気付いたら、5時間くらい保温された、微妙に炊かれているお米が2合もできていしまったわけです。
ご飯として食することはもちろん、もう一度炊飯することもできませんでした・・・
こういう些細なことで僕はかなりしょんぼりしたりします。
たまに、ああもう俺はダメだ、死にたいと思ったりします(笑)。

しかし起死回生の一打が思いつきました。
牛乳を買って、冷蔵庫に残っていた刻んだチーズと一緒に例のお米を煮込んだら、まずまずのリゾットができました。
それを昨日の昼、今日の昼食して、今晩は雑炊にしました。
おかげで、お米の8割は無事胃袋に収まりました。
新しいレパートリーも増え、なんだか得した気分でした。

2011年4月24日日曜日

Annie Clark

St. Vincentはずーっと気になってました。
で、しばらく前にBlack Boxの誘いでRecrod Club(アーティストの曲をアルバム1枚まるまるカバーしようというすごい企画)に参加し、実はもともとBeckがそういうことをやっていたことを知り、Youtubeで動画を検索したら、一番最初にヒットしたのが、Annie Clarkがゲストで参加しているINXSのカバーだったわけです。
そのカバーのAnnie Clarkの雰囲気というか佇まいが素晴らしくてですね・・・
それでも、彼女自身の曲を聴いてもあまりピンと来なくてですね・・・
これを見たわけです↓

長いです・・・
でも、ライブの方がいい気がします。
いかにクリエイティブな人なのかが十二分に分かります。
とっつきにくいんですが、アイデア満載で、見ていて楽しい。
個性もぶっちぎってますね。
何より美人ですしね(笑)
33:07で、アドレナリ分泌が上がってか、「Oh my God! Oh my God!」と口をパクパクさせてるあたりが最高です(笑)

2011年4月19日火曜日

WTF WTF WTF WTF, OMG OMG OMG OMG, ...


この動画が地味にすごいんです。
鍵盤ハーモニカを馬鹿にしてはならないというか、こんなに表現力の幅がある楽器なんですね。
というより、動画のコメントにもしばしば書かれていますが、演奏者の方の情熱の力なのでしょう。
もう鍵盤ハーモニカという楽器の概念を越えた演奏と言えるでしょう。
しかし、普段あまり見ない英語のコメントをよく見てみると面白いです。

もう一個発見してしまったので貼っておきます。
もうここまで行くと爆笑です。
それくらいすごいです(笑)
てか、動画のなかでもオーディエンスが笑ってます。

2011年4月14日木曜日

反省しています

会社で自分のコーヒーをいれてたら、カワイコちゃんがパントリーに入ってきたので世間話をしていました。

その一時がもったいなくて、普段つかわないクリームを足したりして手持ちぶさたをカモフラしました。

ごめんなさい。

CDレビュー

この間、レコ発イベントのレビューを書いてくれた赤尾充弥さんが、早速CDのレビューを書いてくれました。
レビューを読んでいると、巧みな文章にぐいぐい引き込まれてゆき、自分らが出したCDのレビューであることを忘れてしまいました。
それくらい素晴らしいレビューです。
英語の歌詞も丁寧に翻訳して解説してくれたり、本当に感謝感激雨霰です。
レビューを読んでCDの購入を考えてくださる方は、くれぐれも過度の期待にはご注意お願いいたします。
レビューはこちらからどうぞ。

No time

後ろを向いてる時間はない。
ひたすら前へ進むすかない。

2011年4月11日月曜日

レコ発を終えて

一昨日のレコ発イベントではさほど緊張していなかったつもりだったんですが、次の日起きてみたら、恐らく緊張が解けたせいで重度の偏頭痛になり今朝まで寝込んでいました。
さすがに一昨日は少し自分でも頑張ったと思うので、これはない、なんて仕打ちだ、とも思いましたが、今日になってイベント当日を振り返り充実した気持ちが少し甦ってきました。

あんなにたくさんのお客さんと仲間に囲まれてライブができて、CDのリリースを祝ってもらえるなんて僕らはなんて果報者なんでしょう。
去年の笹塚でのイベントでもそうでしたが、本当に幸せを噛み締めています。
Neo-EcoさんのEcoさんも言ってましたが・・・
一昨日あの場にいた誰か一人でも欠けていたら自分はあの場にいなかったもしれない。
正に同感です。
それを思えば思うほど不思議な感覚になります。
世の中には星の数ほどたくさんの人がいて、それぞれがたくさんの思いや考えを持って、それぞれに動いているなか、その幾つかが偶然、縁、何らかの力で近づいたり遠のいたりして交錯したりする、そこから何かが生まれる。
この不思議をよく理解できないながらも、その素晴らしさを感じています。

実は、イベントの帰り道、電車が途中でなくなってしまい、やや重い荷物を持って二駅分の道程を30分ほど歩いたので、朦朧としていて、そのまま寝て、次の日に起きたら偏頭痛だったので、イベントが夢の中の出来事かのように、ぼんやりとした記憶としてしか留まってません・・・
でも多くの笑顔に出会えた気がします。
それが一番印象に残ってます。
去年、埼玉スタジアムで100人ビートルズという企画に参加したとき、企画が終わった後に主催Black Boxの關伊佐央さんが、皆の笑顔が見られればよい、と言ってたのを思い出しました。
なんとなくその言葉が自分のこととして少し理解できた気がします。

いずれにせよ・・・
一昨日は、足を運んでくれたお客さん、出演してくれた皆さん、七針の皆さん、本当にありがとうございました。
Your Last Chickenは、めでたく本格的にスタートを切れます。
まだこれから長い長い道のりになると思いますが、真摯に良い作品作りに励みますので、これからも応援をよろしくお願いします。

ちなみに、イベントを観に来てくれた、Your Last Chickenの前身バンドでも色々活動をサポートしてくれた赤尾充弥さんがイベントのレビューを書いてくれたのでリンクを貼っておきます。
こちらからどうぞ。

千勝 薪人

2011年4月5日火曜日

自由

以前、Notes from UndergroundのY氏のおかげでずっと気になっていて誰の曲だか分かったSigur Rosの曲のライブ映像を観てたら、Bjorkも混ざった大所帯のさも楽しそうで自由そうな演奏風景を見てじんわり泣きそうになりました。
音楽の素晴らしさに胸を打たれたのか、自分はこのように自由になれゆえの惨めさと羨望からでしょうか・・・
とにかく音楽人にとって天国があるならこういう感じかもしれませんね。

2011年4月4日月曜日

ライブ

昨日は12Bunchの2周年イベントでした。
この複雑な状況のなか観にきてくれたお客さん、ありがとうございます。

12Bunchでのライブはいつも共演者が素晴らしくて楽しいです。
昨日も良い刺激をたくさんもらいました。
もっとギターが上手くなりたいし、表現の幅を広げたいです。

あ、あといいかげんしっくりくる演奏の姿勢をみつけたいです。
昨日はお腹の前に鍵盤とギターがあって、マイクが微妙に遠くて、常にややつんのめり気味でした。

2011年3月28日月曜日

報告、連絡、相談

最近は3月とは思えないくらい寒いですね。

先日、スタジオに入る前にラーメンを食べました。

ほうれん草のたっぷり入った、ポパイラーメンという代物を注文してしまいました。

食べちゃいけない、食べちゃいけない、の呪文が、頭の中ではいつのまに

食べよう、山ほど食べよう、に切り替わっていたようです。

のんきな東京都民といわれても返す言葉が見つかりません。

残さず食べました。

2011年3月23日水曜日

そんな日もある

20110323 by Your Last Chicken
*ノイズとか醜い音に慣れてない人は聴かない方がいいと思います。

2011年3月16日水曜日

俺よ

落ち着け。

2011年3月6日日曜日

芸術

僕は今まであまり絵画とかの芸術にそこまで興味がありませんでした。
まあ、たまに美術館に行ったりはしてましたが、有名な絵画を見ても、ふう~ん、ほ~、面白いね、くらいにしか思えませんでした。
そんななか、2、3年前に、駅の広告で見た絵がその後ずっと頭から離れませんでした。
個展の広告だったんですけど、気になったくせに画家の名前を書き留めることもなく、個展に行くこともありませんでした。
そう、僕は出不精で、かつ、腰が重いんです・・・
こうやって色々な機会を、素敵なきっかけをやり過ごしてるんでしょうね・・・
話が変わって、昨日歌詞を書くためにネットで色々探し物をしてたら、作業が脱線して、いつの間にかゴッホの素敵な絵画を発見し、そのまま、上の気になってた絵画を探し始めたところ、今日になって発見しました。

モーリス・ド・ヴラマンク画「雷雨の日の収穫」
何が良いのかと聞かれても難しいんですが、強いて言うなら、この燃えるような色の麦畑(?)ですかね。
その迫力というか。
最近、駆け出しの芸術家の作品や、普通の収入でも手が届く作品を買って、家に飾って楽しむという人が増えてるとか聞きますが、少しそういう人の気持ちが分かる気がしました。
僕はコピーでもいいんですが、自分の生活のなかにその絵があったら素敵だと思います。
何度見ても飽きないだろうし、見るたびに印象が変わったり、新しい発見がありそうです。
自分の作る音楽もそうあって欲しいと思います。
しかし、絵画をネットで見るのはダメですね。
絵画の実際の色がどうなっているのか全然分かりません。
ひとつの絵画を検索しても、違う色彩のバージョンがいくつも出てきます。
次の機会に見に行くしかないですね。

2011年2月21日月曜日

「My Favorite Things」カバー

誰もが知っているSound Of Musicの名曲「My Favorite Things」のカバー動画を撮ってみました。
僕ららしく、ちょい暗めに仕上がってます。
ドラムを叩いているのは、髪をばっさり切って、やさぐれたパンク少女っぽくなった新生由美ちゃんです。

2011年2月19日土曜日

はたまた偶然

もうひとつ、Into The Wildという映画を見て気になっていた曲があったんですが、以前サントラを見たら入ってないぽくて探すのを諦めていました。
ふとしたことから、今日、なんとなく探していたら見つかりました。
それも、以前ここで紹介したKaki Kingというアーティストの曲でした。
誰もいない、アメリカの乾いた広大な大地を想像して聴いてみると、なんか、こう、来るんですよ。
その感覚が。
もくもくと続くブラシ(ドラム)がまた良い仕事をしてます。

2011年2月18日金曜日

信じてもらえないかもしれませんが・・・

今日ふとしたことから思い出したんですが・・・
止まらないエレベーターって代物があるんです、あるいはあったんです。
要は、登りと降りがひとつループになっていて、観覧車みたいに人が乗るボックスがいくつもぐるぐる回ってるんです。
ボックスが来るのを待って、タイミングよく飛び乗る、っていう具合です。
でもよくよく考えると超危険、というか、今では絶対あり得ないですよね。
そんなエレベーターが、僕の育った街の、それも確か公共施設にあったんです。
まだ幼かった僕はそのエレベーターがとてつもなくおっかなかったです。
ええ。

2011年2月8日火曜日

遅ればせながら

5日の原宿ライブに来ていただいたお客さん、ありがとうございました。
ああやって、食事とお話を楽しみがてら、ライブを観てもらえるのが一番嬉しいです。
ただ来て、ドリンクを一杯飲んで、目当てのバンドだけ観て帰るというのは、呼んだ側としても忍びないものです・・・
お店とお客さんに甘えてばかりではなく、そういう空気を払拭すべく努力をしなければいけませんね。
食事のお金はお客さんに負担してもらってるわけですし・・・
とにかく、せっかく来てもらったお客さん、観てもらったお客さんには少しでも楽しんでもらいものです。

ところで、原宿JETROBOTではいつも懐かしい80年代の音楽が流れていて、リハ中とか、本番後はそれを楽しませてもらっています。
で、5日の夜に、BGMを聴いていてピキーンと来たのがKate BushのWuthering Heightsでした。
久しぶりに曲全体を通しで聴いたんですが、Kate Bushのポジションは未だに彼女だけの特別なものですね。
Peter Gabrielとかもその点ですごく気になります。
そんなわけで家に帰って早速youtubeでビデオを探して見たんですが・・・
時代も時代だと思いますが、それでもKate Bushはおかしいですね(笑)。
とにかく見てみてください。
びっくりします、笑えます。

太極拳(?)バージョン:2分30秒から注目

お化けバージョン:アップに注目

2011年2月3日木曜日

リズム

この曲のリズムはヤバイです。
正直、リズムフェチの自分でも箇所によってはノリを把握できるか危ういです。
これだけシンプルなのに、このリズムを捻り出せる人はそうそういないでしょう。
リズムが始まる最初の1小節で僕はこの曲の虜です。

2011年1月19日水曜日

女王


調べ物をしていると何かとヒットするこの人。
アメリカでは結構有名らしいです。
この手のアーティストの間でも有名なんでしょうね。
いや、かっこいいです。
眉毛が立派です。
ちおみに、ラップスチールに興味があっただけなんですけどね。

2011年1月5日水曜日

あ、

明けましておめでとうございます。

去年は色々模索する一年でした。
今年も、多分、色々模索する一年になるでしょう。
でも、少しでも確かな手ごたえを求めて行きたいです。

去年はたくさんの人に助けてもらいました。
今年も、きっと、たくさんの人に助けてもらうことでしょう。
でも、少しでもお返しができるように頑張って行きたいです。

前へ、前へ。

2011年1月2日日曜日

惜しくも遭難ならず

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

元日は憧れの冬山で過ごしました。電車がおかしな時間から走っていて、まだ真っ暗な時間にはるか遠い駅に到着することができました。登山口に行く肝心のバスがやっておらず、タクシーで登山口に行きました。ご来光ですか?とたずねられ、あぁそうだったと正月を思い出す。窓の外は見事な星空でした。

登山口につくと、当たり前だけどタクシーは去っていきました。最後の街路灯の先は地獄行きにしか思えない真っ暗な道。実感わくのが遅すぎですが、久しぶりに泣きそうになりました。暗いの苦手だった。ヘッドランプを装着して進みました。途中でプツンと灯りが消えて、星空の下で今度こそは本気でチビりそうでしたが、幸い電池の接触が悪かったことがすぐ判明。パンツを濡らさずにすみました。

ふと後ろを向くとすでに遠い山脈が深いオレンジ色に染まっていました。勇気付けられ、初日の出に見守られて登ることができました。山頂からのフジサンもとても綺麗でした。作ってきたコーヒーとチョコレートのおいしかったこと。

身体の節々が痛いです。